近年、遊戯王黎明期にデュエリストだった20代・30代の方々がコレクションとして昔の遊戯王カードを集めている傾向があります。
ということは、昔の遊戯王カードは高く売れるということです。
ですが、昔の遊戯王カードってどのカードなの?と思う方も多いのではないでしょうか。
昔の遊戯王カードは、
- 攻撃力・守備力と記載されている
- 右下のホログラムがない
という大きな特徴があります。
たまに、勘違いしている人がいるのですが
- 攻・守と記載されている
- 右下にホログラムがある
カードは、初期ではなく2期のカードです。メルカリなどでトラブルになりかねないので正確に書きましょう。
さて、遊戯王の初期カードは、ウルトラレア・スーパーレア・ノーマル問わず高額になりやすいです。
しかし、ウルトラレア・スーパーレアはわかるのですが、なぜノーマルカードまで高額になるのでしょうか?
初期の遊戯王カードには、「なんでこのカードが?」と思う高額カードが多くあります。
例えば、遊戯王初期ノーマルで有名なカード、「ゲール・ドグラ」。
ゲール・ドグラは、強力なコンボに使えるため、価格が高騰しているのも納得ですが、他にも「遊戯王の初期ノーマルカードってなんでこんなに高いの?」と思うカードが多くあります。
この記事では、なぜそのようなカードは「高く売れるノーマルカード」なのかを紹介します。
目次
高額な初期ノーマルカードは2パターン
遊戯王の初期ノーマルカードで高額になるカードは2パターンあります。
- 初期BOOSTERシリーズ
- 初期ノーマルレア
の2つです。それでは、1つ1つ解説していきます。
パターン1:初期BOOSTERシリーズ
初期ノーマルカードには2種類ある!カードダス、BOOSTERシリーズが高い!
まず、知らない方もいるかと思いますが、遊戯王の初期カードには、大きく分けて2種類あります。それが、
- Vol.シリーズ
- BOOSTERシリーズ
です。
Vol.シリーズは、みなさんご存じ、現在も販売されている1パック5枚形式のカードパックのことです。
そして、もう一つのBOOSTERシリーズ。
BOOSTERシリーズとは、第1期と第2期にのみ販売されていた100円でOCG3枚とルールカード1枚のカード自販機のことを指します。
このBOOSTERシリーズに封入されていたカードが高額カードになります。
BOOSTERシリーズの種類としては、
第1期(初期)
BOOSTER1 / BOOSTER2 / BOOSTER3 / BOOSTER4 / BOOSTER5 / BOOSTER6 / BOOSTER7
第2期
BOOSTER R1 / BOOSTER R2 / BOOSTER R3
の10種類があります。
このBOOSTERシリーズは、通常パックのVol.シリーズと比べて、販売期間が非常に短かったため、世の中に出回っているカードが少ないです。(下手なレアカードよりよっぽど貴重です。)
また、初期カード特有の弱さ・使いづらさのせいで、その後再録されることもなく、BOOSTERでなければ入手できない絶版カードが多くあります。
そのため、一見、弱い通常モンスターでもコレクターから見ると希少性の高いカードであるため、高額で取引されているということです。
ちなみに、管理人も初期BOOSTERシリーズを集めています。
初期BOOSTERの高額なカードは女性キャラとBOOSTER1のカード
初期BOOSTERのカードは、1枚100円~500円にもなるカードがあります。
全てのカードが高額というわけではありませんが、高額になる傾向のカードにはわかりやすい特徴があります。それが、
- 女性キャラ
- BOOSTER1
という点です。
まず、女性キャラについてですが「理由はよくわかりません」。おそらくイラストアドだとは思いますが、女性キャラは比較的高額です。
次に、BOOSTER1のカードについてですが、これは「流通量がとても少ないから」という理由になります。初期の一番最初に販売していたカードですので、当然と言えば当然ですね。
初期BOOSTERはVol.シリーズやEX版と被っているカードがある
遊戯王初期には、「EX」という遊戯デッキと海馬デッキをイメージした構築済みデッキがあります。
このEX版に含まれている一部のカードが初期BOOSTERと被っているので注意が必要です。
下記のカードが、EX版と被っているBOOSTERカードになります。
BOOSTER1 | ガーゴイル |
---|---|
BOOSTER2 | 覚醒 |
昼夜の大火事 | |
未熟な密偵 | |
闇の破神剣 | |
BOOSTER3 | グレート・ホワイト |
バーサーカー | |
BOOSTER4 | 暗黒魔神ナイトメア |
ランプの魔精ラジーン | |
邪悪なるワームビースト | |
BOOSTER5 | ドラゴンゾンビ |
トラップマスター | |
謎の傀儡師 | |
BOOSTER6 | ミノタウルス |
BOOSTER7 | ガーゴイルパワード |
デビルドラゴン |
これらのカードの見分け方としては、分かりやすい方法の1つ目は、カードの右下の表記です。
「高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社」と書いてあった場合、絶対にEX版になります。
しかし、EX版にも「高橋和希/集英社」と表記されているものもあるので注意してください。その場合は手触りや光を反射させた光沢などで判断しなければなりません。
パターン2:ノーマルレア
Vol.シリーズで高額になる初期ノーマルカードが以下の4枚です。
この4枚は、ノーマルレアというレアリティでスーパーレアやウルトラレアのような絵柄が光っているわけではありませんが封入率が非常に低くなっています。
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カードを狩る死神 | Vol.3 | 300円 |
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偽物のわな | Vol.5 | 400円 |
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ベビードラゴン | Vol.6 | 600円 |
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クリボー | Vol.7 | 700円 |
さらに、Vol.4以降のカード(偽物のわな / ベビードラゴン / クリボー)には「スタジオ・ダイス版」というものが存在し、そのカードはさらに希少性が増します。
スタジオ・ダイス版、ノーマルレアだとさらに値段が高くなる
BOOSTERでも触れましたが、遊戯王カードの右下には
- 「高橋和希/集英社」
- 「高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社」
という2種類の記載があります。
「高橋和希/集英社」は1期、「高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社」は2期以降に記載されているというのが基本なのですが、2期のカードと並行してVol.4~Vol.7のカードが製造されていました。
そのため、一部の1期のカードで「高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社」と記載されているカードがあります。
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遊戯王初期のスタジオダイス版はなぜ高額なのかを解説
遊戯王の初期ノーマルカードで「偽物のわな」というカードが以前5,000円以上で売れたというのはご存じでしょうか? なぜ、そこまで高額で売れたかというとこの「偽物のわな」はスタジオ・ダイス版だったからで ...
ですので、偽物のわな、ベビードラゴン、クリボーに限っては「スタジオ・ダイス版」が存在します。
ノーマルレアでも、「高橋和希/集英社」より「高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社」の方が貴重ということもあり、相場はスタジオ・ダイス版の方が8倍近く膨れ上がります。
しかし、この価値は買取サイトではおそらく見極めてもらえないため、売るのであればメルカリなどを利用しましょう。
初期BOOSTER・ノーマルレアを探すならブックオフがおすすめ!
管理人が、初期のカードを探す方法としては2つの方法を使っています。
- メルカリ
- ブックオフのストレージ
です。
メルカリは、単純に狙ったカードを購入することが出来るので非常に便利ですが、BOOSTERカードやノーマルレアの価値をわかっている人が出品している場合が多いので、比較的高価になってしまいます。
そこで使ってほしいのがブックオフのストレージコーナーです。
1枚30円で販売しているブックオフのストレージコーナーには、BOOSTERカード・ノーマルレアが多く眠っています。詳しくは以下の記事で書いていますので参考にどうぞ。
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ブックオフで遊戯王買取をしてはダメだけどストレージは最高な件
大手古本屋のブックオフでは、本だけではなくトレカの販売・買取を行っています。 ブックオフを利用した遊戯王カードの買取は、トレカ専門店と違って買取価格が劣るのでやめた方がいいというのが管理人の意見なので ...
トレカ専門のお店(カードラボ、カードボックス、フルコンプ...etc)でも、BOOSTERカード・ノーマルレアを販売している場合はあるのですが、その手の店で売っている初期カードは意外に高いです。
今まで、20店舗以上行きましたが、安く売っている店は2店舗ぐらいしかありませんでした。
遊戯王の初期ノーマルカードを調べるなら駿河屋がオススメ
初期ノーマルカードの相場を掲載しているサイトは多くありません。管理人は、基本的には「駿河屋」で調べています。
駿河屋で「遊戯王/旧世代 ノーマル」と買取検索すると、初期ノーマルカードで高額なカードの一覧が表示されます。
もしも、手元に初期ノーマルカードがある人は、駿河屋で検索してみてください。