遊戯王は、長い期間「オワコン」・「つまらない」・「飽きた」と言われ続けてきたトレーディングカードゲームです。
確かに、2019年で20周年と長いコンテンツですし初期からずっとプレイし続けている人は少ないと思います。
管理人も
・小学生(プレイヤー):プレイ期間2年ぐらい
・高校生(プレイヤー):プレイ期間1年ぐらい
・成人(コレクター):コレクター歴1年ぐらい
といった形で、辞めては戻ってきている経歴です。
この記事では、管理人がなぜ遊戯王はオワコンと呼ばれつつ遊戯王が残ってきたかと今後やばいんじゃね?と思うところを書いていきたいと思います。
目次
なぜ、遊戯王がオワコン化・つまらないと言われているか
ルールが難しいことと変更がある
破壊と無効は違う!破壊と送るは違う!優先権!墓地と除外!
という何も知らない人には意味不明なルールがある遊戯王。これが、最大の新規お断り原因。
また、定期的に行われるルール改定が、難しさをさらに引き上げ、その中でも衝撃だったのが2017年の新マスタールール改定でした。
それまでの、特殊召喚しまくりのソリティアゲーだった現状を変えるためのルール改定でしたが、その影響で今まで強かったカードが全然使えなくなるという事態が発生。
特に、環境でも猛威を振るっていたペンデュラム関係のカードが大打撃をうけたため、引退・カードショップの廃業といった人も少なくありませんでした。
2017年の遊戯王の売上も一時期半減するといった状況になり、この時が一番「オワコン」と言われた時期でしたね。
効果が長い
初期のころのカードは、
- 強欲な壺→カードを2枚ドローする
- 心変わり→相手のモンスターのコントロールを1ターン奪う
といった、単純明快で分かりやすいものでした。
しかし、今のカードは
- カード1枚につき複数の効果があったり
- 1ターンに1度しか使えなかったり
- 墓地から除外すると効果が使えたり
など、1枚のカードを理解するのもなかなか難しいレベルになってきて、大変だとは感じます。
テーマでデッキを作らなければならない
昔のデッキはテーマなんかありませんでした。
とりあえず購入したパックで、強いカードを入れてめちゃくちゃなデッキでデュエルするのが楽しかったんです。
しかし、現在のカードではテーマに沿った効果であることが多いのでめちゃくちゃなデッキを作ることができず、悪く言うと個性がないデッキばかりになっているなと感じます。
汎用カードが高額問題
大体、どのデッキでも採用されているカード「増殖するG」と「灰流うらら」といった汎用カードは、需要が高いのですが当たりにくく高額になりがちです。
1枚あたり2~3,000円もするカードが3枚必須だとしたら、デッキを作るために確実に1万円以上かかるので、そういった点で手を出しづらいと思うプレイヤーも多くなっているでしょう。
しかし、コナミもさすがにそういった点はわかっているようで、汎用カードは再録される可能性が高いので必要でなければ待つというのも手です。(でも、今欲しいんですよね...)
小学生のプレイヤーが減っている
これは、個人的に感じることなのですが遊戯王の小学生プレイヤーが減っている気がします。
以前、ブックオフのストレージ漁りに行ったときに、小学生が見ていたカードは「ポケモンカード」か「デュエルマスターズ」でした。
確かに、今の遊戯王のルールを考えると確かに小学生は入りずらいかなとは思います。
遊戯王がオワコンと言われても残っている理由
さて、そんな状況でも、なぜ遊戯王は生き残ってこれたのでしょうか。
20代~30代が根強い
やはり、小学生・中学生のころ遊んでいたプレイヤーが20代・30代になっても遊び続けてくれたことが最大の理由かと思います。
しかし、現在20代~30代でも理解するのが難しいルールになっているのも事実ですのでなんとか低年齢層を組み込む工夫は今後必要かと思います。
コレクション要素がある
遊戯王は他のトレーディングカードゲームに比べても、コレクション要素が高いゲームかと思っています。
イラストアドカード、初期カード、未開封カード、アジア版、20thシークレットレア。
などなど、個人の好みでいくらでもコレクションの幅が広がります。
管理人も、初期カードのコレクターをしつつ、時々最新ボックスを買ったりもしていますし、そういった人は少なくないのではないかなと感じています。
遊戯王の死=トレーディングカードゲームの死
一番の理由はこれですね、そもそも遊戯王自体が廃れてしまったら、他のトレーディングカードゲームも全部終わってしまうと思います。
良くも悪くも、日本のトレーディングカードゲーム業界を背負っているのは遊戯王です。
遊戯王がオワコン化したら、メーカーだけではなく潰れるカードショップも多いでしょう。
カードショップが潰れたら、他のトレーディングカードの売り上げも今より落ちることは確実ですし、そうなったらトレーディングカードゲーム業界自体が立ち行かなくなる状況になるかと思います。
今のところ大丈夫だけど今後はオワコンになる可能性もあるかも
管理人が一番懸念しているのは、遊戯王の高齢化です。カードショップや大会を見る限り、現在の遊戯王プレイヤーは20代~30代という印象です。
この20代~30代のプレイヤーの多くは、20代で遊戯王を始めたのではなく、小学生からやり続けているか復帰したプレイヤーがほとんどかと思います。
そうなると、問題が10年後。
そういった年代の人たちが遊戯王をやり続けるとは思えないので、今の小学生・中学生がメインプレイヤーとなります。
しかし、今の難しいルールでは小学生・中学生は入ってこれないので今のままでは、だんだん衰退していきそうな気がしますね。
遊戯王30周年で、30thシークレットレアが出たときに、おっさんが遊戯王しているのか、若々しいプレイヤーが遊戯王をしているのかある意味見ものかもしれません。